エクスペンダブルズ | |
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The Expendables | |
監督 | シルヴェスター・スタローン |
脚本 |
デイヴ・カラーハン シルヴェスター・スタローン |
製作 |
アヴィ・ラーナー ジョン・トンプソン ケヴィン・キング・テンプルトン |
製作総指揮 |
ダニー・ディムボート ボアズ・デヴィッドソン トレヴァー・ショート レス・ウェルドン |
音楽 | ブライアン・タイラー |
撮影 | ジェフリー・キンボール |
編集 |
ケン・ブラックウェル ポール・ハーブ |
製作会社 |
ニュー・イメージ ミレニアム・フィルムズ |
配給 |
ライオンズゲート 松竹 |
公開 |
2010年8月13日 2010年10月16日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $80,000,000[1] |
興行収入 |
$102,791,195[1] $248,844,195[1] |
次作 | エクスペンダブルズ2 |
allcinema | |
キネマ旬報 | |
AllRovi | |
IMDb | |
『エクスペンダブルズ』(The Expendables)は、シルヴェスター・スタローン監督によるアメリカ映画。タイトルは「消耗品」を意味する[2]。R15+指定。
あらすじ[]
ソマリア沖で起きた海賊によるシージャック解決の仕事を受けたバーニー・ロス率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」は、身代金を用いた交渉を行うもメンバーの一人であるガンナー・ヤンセンの暴走により、激しい銃撃戦を展開することになる。海賊の殲滅には成功するも薬物依存症に陥っていたヤンセンをロスはチームから放逐することを決める。その数日後、チームのマネージャーであるツールから仕事の依頼を伝えられたロスは会合場所でチャーチという謎の男から南アメリカの小国、ヴィレーナの独裁者であるガルザ将軍の排除を依頼される。ロスはメンバーの一人であるリー・クリスマスと共に同国に偵察に赴くが……[2][3]。
キャスト[]
キャラクター関してキャストそれぞれの実生活のエピソードや事件を元にしており、当人のパロディが数多く登場する。
- バーニー・ロス
- 演 - シルヴェスター・スタローン(吹替:ささきいさお)
- リー・クリスマス
- 演 - ジェイソン・ステイサム(吹替:山路和弘)
- イン・ヤン
- 演 - ジェット・リー(吹替:池田秀一)
- ガンナー・ヤンセン
- 演 - ドルフ・ラングレン(吹替:大塚明夫)
- トール・ロード
- 演 - ランディ・クートゥア(吹替:木下浩之)
- ヘイル・シーザー
- 演 - テリー・クルーズ(吹替:西凜太朗)
- ツール
- 演 - ミッキー・ローク(吹替:安原義人)
- サンドラ
- 演 - ジゼル・イティエ(吹替:本田貴子)
- ジェームズ・モンロー
- 演 - エリック・ロバーツ(吹替:大塚芳忠)
- ダン・ペイン
- 演 - スティーブ・オースティン(吹替:楠大典)
- ザ・ブリット
- 演 - ゲイリー・ダニエルズ(吹替:斉藤次郎)
- ガルザ将軍
- 演 - デイヴィッド・ザヤス(吹替:池田勝)
- ガルザ将軍の部下
- 演 - アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
- レーシー
- 演 - カリスマ・カーペンター(吹替:田中敦子)
- チャーチ
- 演 - ブルース・ウィリス(吹替:中村秀利)
- トレンチ
- 演 - アーノルド・シュワルツェネッガー(吹替:玄田哲章)
製作[]
主要場面は2009年2月よりコスタリカとアメリカのルイジアナ州で撮影される予定だった。この作品はニュー・イメージ/ミレニアム・フィルムズと作品契約を交わした2本の映画作品のうちのひとつである。スタローンはまた、取材に対し「ニュー・イメージ/ミレニアム・フィルムズと映画を作ることになって、私が心に描いた作品を、監督として映画化できる機会に恵まれた。彼らとパートナーになれて、またジェイソンやジェットと共演できてハッピーだ」と語った[2]。
4月28日にはジェット・リー、スタローンなどが撮影場所となるブラジルへ入国したことを現地新聞が報じた[4]。
5月11日にはニューオリンズでの撮影が開始されたことが報じられた。撮影チームは6月までここで撮影を行う予定とされている。また、カメオ出演が予定されていたカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーについては、既にカリフォルニア州で撮影が終了していることも伝えられた[5]。
キャスティング[]
スタローンとラングレンの再共演は『ロッキー4/炎の友情』以来、実に25年ぶりとなる。
ミッキー・ロークが本作への出演を決めた最大の理由は、自身が役者として低迷してきた時期に、スタローンが主演作『追撃者』の敵役に起用してくれた恩返しであると語っている[7]。
当初はブリタニー・マーフィーがミッキー・ローク演じる武器商人トゥールの恋人役に抜擢されていたが、キャラクター自体が脚本から削除されたことに伴い降板した[8]。
登場人物の一人であるヘイル・シーザーは、スタローンが『デモリションマン』で共演したウェズリー・スナイプスが演じることを想定して創造されたが、後にフォレスト・ウィテカー用に書きなおされた[9]。その後、ウィテカーがスケジュールの都合により降板すると、カーティス・ジャクソン(50セント)が候補に挙がった[10][11]が、最終的にNFLのテリー・クルーズに決まった[12]。
スティーヴン・セガールにカメオ出演が依頼されたが、プロデューサーのアヴィ・ラーナーと過去に苦い経験があったことから断られた[13]。ジャン=クロード・ヴァン・ダムにはスタローンが電話で直々に出演を依頼したがスケジュールの都合で断られている[14][15]。他に、カート・ラッセルにも出演依頼がされたが、「アンサンブル・キャストによる出演には興味が無い」として、断られた[10]。
アーノルド・シュワルツェネッガーについては、本人の項を参照。
また日本語吹き替え版制作に関しても主要キャストの多くに専属声優が配役されている。
スタッフ[]
- 監督・脚本:シルヴェスター・スタローン
- 共同脚本:デイヴ・キャラハム
- 製作総指揮:ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン
- 製作:アヴィ・ラーナー、ジョン・トンプソン、ケビン・キング
- 音楽:ブライアン・タイラー
- 撮影:ジェフリー・キンボール
- 衣装:リズ・ウルフ
- 編集:ケン・ブラックウェル、ポール・ハーブ
- 美術:フランコ・ジャコモ・カルボーネ
公開[]
北米で2010年8月13日に公開され、週末3日間で約3482万ドルを稼いで初登場1位となった[16]。これは、シルヴェスター・スタローンの監督作、及び主演作としても最高の成績である[17][18]。またスタローンは史上初めて、1970年代、80年代、90年代、2000年代、10年代と、5つの年代で主演と脚本を務めた映画が北米公開初週末興行成績1位を達成した人物となった。公開2週目には、スタローン主演のアクション映画としては『デモリションマン』(1993年)以来17年ぶりとなる2週連続1位を達成した[19]。公開36日目にはスタローン主演としては『ロッキー4/炎の友情』(1985年)以来25年ぶりとなる北米興行収入1億ドル超えを達成した[18][20]。
日本では2010年10月16日に公開された、日本版主題歌は長渕剛「絆 -KIZUNA-」[21]。
エピソード[]
- スタローンはスティーブ・オースティンとの格闘シーンの撮影中に首の骨にヒビが入るケガを負った[22]。
- 「エクスペンダブルズ」と対決する南米独裁国家の精鋭部隊の中に「PRIDE」で活躍した日本でも有名なブラジル出身の総合格闘家、ノゲイラ兄弟(アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ)が出演している。出演に至る経緯は「本物の肉弾戦にしたい」とのこだわりからスタローン自らノゲイラ兄弟の家に赴いてのオファーだった。
- アーノルド・シュワルツェネッガーは、当初は本人役のカリフォルニア州知事としての登場が予定されていた。
- エクスペンダブルス撮影に伴いアクションをこなす出演者達はトレーニングを行った上で撮影に臨むのだが、スタローンと撮影スタッフ以外の出演者たちはトレーニングを行っているのかを秘密にしていた為、スタローンは「本当にトレーニングしてるのか?」と疑問を抱き始め、自分以外の出演者たちにトレーニングをやるよう促す為にYouTubeに自身のトレーニング映像を投稿した。後に、当時その映像を見たドルフは必死の形相でジムに向かいトレーニングを行った事を告白している。
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite web
- ↑ 2.0 2.1 2.2 テンプレート:Cite web
- ↑ IMDb作品解説ページ(英語)
- ↑ Jet Li chega ao Brasil para gravar filme de Sylvester Stallone Diversão, 28/04/2009 11:56 (ポルトガル語)
- ↑ Stallone starts shooting stars in New Orleans WWL, Monday, 11 May 2009 6:00AM(英語)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 10.0 10.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ Exclusive : Expendables Under Siege
- ↑ バン・ダムがスタローン監督・主演作への出演を断っていた eiga.com – 2008年12月2日
- ↑ [1] – 2010年8月18日
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 18.0 18.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 長渕剛×シルヴェスター・スタローン、熱い男対談実現!長渕に『エクスペンダブルズ』続編出演オファーも! - シネマトゥデイ
- ↑ Sylvester Stallone ‘breaks his neck’ during filming of veteran action heroes movieDaily Mail – Jan 5, 2009
外部リンク[]
- 公式ウェブサイト (英語)
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